愛のあるリーダーシップ/ 英語MBAクラスで激論
(4月の英語MBAクラスの感想を加筆編集しています)
今日の英語MBAクラスKeiei Dojyoでは、Dale Carnegieの「人を動かす」を使ったディスカッション。授業の後半、自分が本を読んで感じたことを率直にクラスに投げかけたところ、びっくりするほど議論がヒートアップして反論や異なる意見が続出。
自分の考えに対してストレートな意見が続々とでてくるのは、慣れてきてもちょっと身構えるところがあります(個人的に、英語の議論は日本語のそれよりもだいぶ歯に衣着せない印象です)。
すると驚いたことに、講師の廣瀬さんが「ちょっと移動するね」となんと自分の隣に移動してきて下さって、すぐ傍で白熱する議論のファシリテーションを開始されたのです。言葉でうまく説明できないのですが、物理的に移動してくださった瞬間から空気がかわり、「1対多数」といった構図から、全体を巻き込んだ議論にガラリと変化していく不思議な流れを体感しました。
そしてなんと、そのあとクラス15名「全員」が発言する盛り上がりとなりました。 こんなファシリテーションの仕方もあるんだ!と感動すると同時に、自分らしく話していいんだ!となんだかあたたかい気持ちに。大げさですが、懐の深さや相手への思いやりといったものは受け手に伝わるんだなあと身をもって体感しました。
関連して、仕事においても自分がリードする役回りの時は、異なる意見も失敗も受け止めるぜ!という度量の大きさというか、もっというとメンバーへの「愛」みたいなものが大事なのかなあと改めて思い至りました。異文化のメンバーが集い、多様性の高い環境にいるときには特に。自分のパフォーマンスは当然求められると思うのですが、そういう度量の大きさが人に動いてもらうには必要なのではないかと感じました。気付きにあふれる、素晴らしいクラスに感謝です!
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
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