Nori Itoのブログ (旧:GLOBIS 英語MBA体験記)

グロービスの英語MBAの体験や学びを時々つづっていました。2018年4月からは、1日1つつぶやきを書いていきます。

異文化の環境では、"大阪のおばちゃん"的な表現方法がなかなか効果的??

空港で半信半疑で手にとってみたら、意外や意外、楽しめながらいろんな表現が学べるばかりか、読み物としての完成度もなかなかに高い、驚きの本でした。

まず、「"めっちゃ"使うフレーズ50」「目指せ!英語で"ツッコミ"マスター!」の章には、会話がテンポよく弾んでいきそうなフレーズが満載。短くビシッと本音や自分の感情を伝えられて、実用性が高い表現がたくさんありました。さらに「関西特有の文化を英語で紹介してみる」の章ではへ~と思えるところがたくさんあり、気付いたら10個全ての文化を読んでしまってました。

個人的に面白かったのは、第2章の「マンガでわかるやさしい活用講座」。基本の”せや(で)=That's right.”、提案の"せや=You know what,"、確認の"せやんな?=Is that right?"、強調の"せやねん=You are quite right."・・・と同じ言葉でも微妙なアレンジでニュアンスが変わってきて、もはや英語「で」関西弁「を」学んでいるようでした

全体を通して感じたのは、関西弁とベーシックな英語のなんともいえない愛称の良さ。多くの表現が短く・オープン・ストレートなので、本音が伝わってきます。英語にもたくさんの婉曲表現・丁寧な表現がありますが、会話の中でなかなか追いつかないですよねー! どういえばええかな~?もごもご、、ってなってて伝わらない。

結局、「あなたがどう考えているのかわからない」となってしまいがちです。なので全然文化的背景の違うひとと一緒にいるような環境では、「知らんがな!」と思ったら、"How would I know?"だったり、"Who cares?"だったりまずはさくっと感情込で伝えてみて、そのあと理由を添えたほうが伝わったりして~と思いました。まさに先日書いた「銅メダル英語を目指せ~」の理念に沿っているなあと思った次第でした。

ちなみに、「伊藤くんっていつも急いでるから、そこそこ"いらち"やんな~笑」と最近関西出身の友達からいわれたのですが、この本によると"いらち"は"impatient (or 近いのがrestless)" だそうです。せっかちなやつ!、くらいの意味なのでしょうか~?