Nori Itoのブログ (旧:GLOBIS 英語MBA体験記)

グロービスの英語MBAの体験や学びを時々つづっていました。2018年4月からは、1日1つつぶやきを書いていきます。

ビジネススクールは究極のチーム戦 / 30人が協力して届く学びの質の高さは、1人のそれより遥かに高い!

ビジネススクールでは、時に下記のような視野のせまい考えに至ってしまうことがある】

*学んだことを咀嚼し、頭にいれて、仕事の日々で実践する、これは自分でやらないとどうにもならない。

 

*お金を払って、貴重な時間を投資し始めたからには、その元をとらないといけない。

 

*授業は相対評価だから、発言ができなかったり、レポートではずしてしまったりして、CとかDとか悪い成績がつくのを回避したい。(※グロービスではD以下が5個たまると、学習を継続できなくなる)

 

*そして、英語MBAでは自分の不得手な第二言語で表現しなければならない。どんどん議論が進んで貢献しづらくなる前に、自分に言えそうなところで発言しておきたい。

 

こういう側面だけをみると、ビジネススクールでの学びは自分という「個人」がいかに努力するかということが極めて大事なように一見思えてしまう。

 

が、それはほんとか?

 

元来の負けず嫌いの性格が「勉強」と名のつくものではさらに磨きがかかり、自分も上記のように考えてしまうことが時々ある。個人としてちゃんと努力して学びを深めることこそ、大事じゃないか、と。

 

が、それでほんとに学びは深まるのか?

 

個人で学べる深さや広さは限られている。オンライン全盛の時代、知識だけを脳みそにいれたいなら、いくらでも手段はある。一人で机やパソコンに向かって学んだ方が、効率はよいかもしれない。

 

が、それでほんとに楽しいのか?

 

ということを、「10月から単科生で入ってきた方々」や「英語単科生として長く一緒に授業をとってきた方々」と今期同じクラスをとってみて感じた。

 

前者のみなさんはグロービスの看板講師の一人、GilのCritical Thinkingを受講し(飲み会やクラス外の活動でみんなを巻き込むのが上手なことでも有名)、そしてそのクラスには人をまとめるのが上手なJefferyさんがメンターとして入っていて、みんなが協力して学ぶような雰囲気を作っていた。

 

後者のみなさんはいくつかのクラスを助け合いながら一緒にくぐりぬけてきて、すでに戦友のような雰囲気がある。お互いの得意・不得意などもなんとなくわかっていて、足りないところを補うことができる。

 

その2つのグループのみなさんの影響が多分にあり、「勉強会を積極的に開催する」「お互いにサポートしあって学びを深める」という雰囲気が自然に形成されていて、これや本当にすごい!と自分は社員なのにすごく勉強させてもらった。

 

グロービスのクラスは、15分~30分グループディスカッションが2~3回、プレゼン、それをうけてのクラスのディスカッション、そして講師のラップアップという形式で進む。

 

※参考

Campus Environment | MBA in Japan | GLOBIS MBA - Largest Business School in Japan

 

講師は当然伝えたい知識や考え方をもって臨むけれど、どこまで学びを深められるか、どこまで議論の質をたかめられるかは、やはりひとりひとりの参加者の努力次第。

 

色々意見がぶつかったり、ときに脇道にそれたりするけれど、これは「全員で学びを深める・質を高める」というチーム戦なんだなあと再認識させてもらいました。

 

そうすることで、自分に足りていないところを吸収することができ、結果的には一人で学ぶより、ずっと先にいけるのだと思う。(もちろん、クラスディスカッションに貢献できるように、自分がしっかり準備してくることも本当に大事)

 

ではでは~