Nori Itoのブログ (旧:GLOBIS 英語MBA体験記)

グロービスの英語MBAの体験や学びを時々つづっていました。2018年4月からは、1日1つつぶやきを書いていきます。

あと何か月後に、仕事人生の終わりがくるのか?/100年分のカレンダー

Newspicksアカデミアというサービスを利用してみています。

 

入学金を払って数年がっちり学ぶという方法から、必要に応じてピンポイントで何かを学ぶ需要がどんどん大きくなっているように感じており、その急先鋒ともいえるこのサービスを使ってみようと思いいたりました。

 

まだイベントには行けてないのですが、このサービスの会員になると、同社が掲載しているあらゆる有料記事やインタビュー、電子書籍などを閲覧できるようになります。

 

その中でふと読んでいた記事に、ちょっとドキッとする一節がありました。

 

「もしあなたが今30歳なら、あなたの人生にはもう400か月しか残されていません。それを楽しく過ごせたとしても退屈に過ごしたとしても、いずれは死ぬのです。人生を変えられるのはあなただけです。悩んでいる暇などありません」

 

自分の寿命を意識するというのはよく言われることですが、あと何か月かとは考えたことがありませんでした。

 

グロービスの「新日本的経営」というクラスの中で、何十年も増収増益を続けている、伊那食品という会社のケーススタディがあります。トヨタの代表もその経営手法を勉強しようと訪れるこの会社のユニークな仕組みの一つとして、「100年カレンダー」というものが紹介されていました。会議室に100年間分のカレンダーがあり、その中で自分が死ぬ日を意識することで、今日1日をよりよく過ごそうとする効果があると学びました。

 

(伊那食品代表の塚越さんの本は、チームのメンバーの皆さんとMBOをする時期になると読み返することが多いです。長期視点をもつことや、自分の組織で働いてくれる皆さんへの感謝の気持ちをもつことの大切さを思い出させてくれる素晴らしい本です。)

 

 

ただ、「年数」はなかなか意識しづらい面があります。まだ配偶者や子供がいないことも影響していると思いますが、「あと何年後に自分の人生の終わりがくる」と日々意識することは難しい。

 

また、Dropboxの創業者が「人生はおおよそ30,000日」と何かで読んで、「自分の人生はすでに10,000日近く過ぎているじゃないか!早く行動を起こさねば」と思い起業したという逸話があります。ただ何千日、何万日といわれても、これまた意識しづらい。

 


Drew Houston Commencement Address MIT 2013

 

でも、400か月といわれてみて、妙にリアルに感じました。40歳なら280、50歳なら160、60歳なら40か月。(おそらく60~65歳の退職を一つの区切りとして、400か月という数字をだしたのでしょう)

 

400という数字なら寝る前に数えられるくらいの数字だからでしょうか?1か月の過ぎ去る感覚は、リアリティをもって感じられるからでしょうか。

 

400という数字が(私の場合実際にはもう300台ですが)減っていくとすると、残された時間で私は何を「したい」のでしょうか?この数字を意識しながら、仕事をしていきたいものです。

 

「本当のリスクはエゴなんです。とくに日本社会において、あなた方は他人からの評価に縛られています。しかし、他人にどう思われるかなんて、あなたの人生の充実に全く関係ないんです。」