母の日にAudio Book、シニア層とテクノロジー
老眼が進んで目が疲れるようになり、本が読めなくなってしまい悲しい。。と母から聞いていたので、Febeで芥川賞の「火花」(なんと堤真一が朗読!渋くて良い!)を、Audibleの月額プランで「源氏物語」などをプレゼント。
スマホでの操作を覚えてもらうのが一苦労でしたが、いまのところ「本にまたふれることができて嬉しい!」と想像以上に喜んでくれました♫ 自分の読書好きは母から受け継いだものなので、これを機にまた色々本を「聴いて」、素晴らしい本の世界を堪能してくれるとよいなあと思います!
関連して今回の帰省で驚いたことに、字が打ち込みづらい母が検索するときは、9割方音声検索を活用していました(自分はまず使うことがないため、新鮮でした)。料理の手順を忘れたときや(自分の好きな切干大根の味付けも、今回作るときに調べてくれたそうです笑)、少し調べたいことがあるときに便利なのだとか。オーディオブックもそうですが、テクノロジーの発達ってこういうところにこそ活かしがいがあるよなあと実感しました。
テクノロジーの変化はビジネスの最前線でどう活かすか、ということに注目しがち。(だからこそ、Data-Driven Marketing® with Adobe*のようなクラスをグロービスでも提供しています。)
しかし、大きな成果はうちのそういった変化から程遠いところ(今回の件のように、田舎に進むシニア層)にもみられるのではないかなあと実感した次第です。
*Data-Driven Marketing® with Adobe
http://www.globis.ac.jp/curriculum/eddm.htm
- 作者: 又吉直樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: 単行本
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オペレーション戦略で学ぶボトルネック分析の活用方法~自分の生産性をあげるためには?~
あっという間に7月期が開講!
今期1つ目のOperation Strategy、はてなぜ全員必須科目なのだろうか??くらいに思っていたのですが、Day1を受けてみて自分の仕事の生産性の見直しにかなり使えそうなことが判明!!
ひとつひとつ仕事のプロセスをチャートにおとしたり、情報のフローを整理したり。。というのは根気がいる。でも実際に可視化してみると、「あ、これが時間かかりすぎ!」「ここ全然アウトプットに貢献していない」というのが見えてきそう。
事実、初回授業でも、工程を書き出して所要時間を計算してみると、効率的に運用されていない場所がみえてきました。
個人の仕事への応用という意味で、例えば、自分の1時間の仕事ぶりをぜーんぶ書き出してみると、意外におもしろい気づきがありそう~♪ (当日はCircuit boardを作るまでに必要な工程の一部と所要時間を書き出していきましても。細かくはできなくても、ほんの1時間分でも書き出すと、非効率なところはけっこうみつかりそうな気がします!)
チャットワークを運営している会社の代表の方も、社員の生産性をあげるために同じやり方を提案していたなあとふと思い出しました。(彼の場合は、15分ごとにやっている仕事を書き出してもらったそうです。)
オンラインクラス受講開始!オンラインだからこそ到達できる知の高みと深み
明日からいよいよOnline Classの受講開始!
教育の一部分(全部ではないけど、わりと大きな部分)はオンラインに置き換えられていくことを、実際に受講者になってみてあらためて実感中。
例えば、ケースはタブレットやスマホでオンラインで読んで、課題を事前にアップロードする。これにより講師はすべての課題に事前に目を通して、より練られた授業の計画をたてられる。Twitterに代表されるように、多くの情報を同時に共有・可視化できるのがオンラインの強みの一つ。
さらに欠席となった分はビデオ視聴もできる。このような情報の再現性も、オンラインならではの強みだと思う。個人ごとの進捗や達成度を管理するラーニングマネンジメントのシステム、(いまはまだないけど)クラウド上での他の全受講生の課題の閲覧化などが実現されてくると、リアルだけでは到達できなかった、圧倒的な知の高み・深みを実現できるのではないかなあと思う。
オンラインの可能性を改めて考えてみたくなり、カーンアカデミーの創業者の本を読みなおしてます。あと、物をよく無くす自分としては、ケースやテキストを持ち運ぶ必要がないのが実は一番のメリットかもしれないです笑!
言葉がでてこないのは、インプットがないから?? ゴリゴリ英語ビジネス表現を頭に入れるための書
「グローバルな環境でも自信をもってコミュニケーションをとりたい」
「とっさに言葉がでてこないため発表したくてもためらいがでてしまい、せっかくのチャンスを逸するのでなんとかしたい。。。」
という受講生の方にお勧めしているのがこちら!
プロの通訳者の方が書いた本で、ビジネスで使える言い回しがすごく多い。
この本の凄みは、これでもかこれでもか、とちょっとずつ単語を代えながら大事な表現が頭に残るまで繰り返してくれること。
まるで大人の公文式のごとく、覚えるまで楽をさせてくれないつくりがいい。
「英語はすぐにできるようになる~」みたいな本が多い中で、「そんなんちゃいまっせ、地道なインプットこそがものをいうんだぜ」という著者の思いがビリビリ伝わってくる!
自分も机の上に置いて、暇な時にパラパラみてぶつぶついっております~^^
【レポートウィーク到来】 英語を「書く」ルールを知り、レポートをがりがり書く。
3か月の中で受講生が最も疲弊する2カ月目後半、レポートWeek。今期は英語定量分析の受講が年初すぐと一番早い開講科目の一つだったので、バレンタインを前に早くもレポート期間に突入です。
大人になってから英語が必要になったビジネスパーソンには、英語の書き方の基本の「キ」を学ぶ機会がなかなかないことが多いです。でも、経営学に限らず体系的に何かを学ぶには、読む⇔書くの反復が欠かせないので、アウトプットがうまくできずひじょーに苦戦してしまいがち。
(そもそも自分の場合、メールでもちょっと長くなってくると、「これでよかったけ?」と不安になるし、たまに同じ内容をネィティブの同僚が表現すると、ものすごく簡潔かつ明確にまとまっていて驚くこともしばしば。)
同じような悩みを抱えたお客さんに相談されて本屋さんを色々探しまわったり、留学経験のある先輩方にあちらこちらで聞いたりした中で、ケリーさんによって書かれたこの本は一番読みやすく、「最低限ここはおさえとけ!」というのがコンパクトにまとまっていた。
例えば下記のような、英語を下記進めるヒントがいっぱいつまっている。
・できるだけ否定形を避ける(When possible, express even negative in positive form)
・原因・結果をはっきり述べる(State cause and effect)
・まず概論を述べてから詳細に入る(Put outline first and then details and specifics)
書かれてみたら当たり前なのだけど、実例と一緒に示してくれるので、とても頭に残りやすい。エッセイやレポートの提出〆切まで余裕がある人にはもう少し詳しく書いた本もあるのだけど、「〆切間近なので、いざ短期間で勝負!」とか「とりあえず必要なとこだけ拾い読み!」という人にとっては、この本は最強だと思う。
さあ、今期もがりがり書こう!オーイエス!
「銅メダル英語」をめざせ!~発想を変えれば今すぐ話せる~
ビジネスで英語を使うのに本当に必要なことを書いてあり、本当に素晴らしい一冊だった!
コロンビア大学MBAの卒業生の方が書いた本書には、タイトルとは正反対に、仕事上最低限必要なレベルに近づけるのに何をやって、何をやらなくてよいのか、さらにそれをいかに楽しんでやるか、についてすごく丁寧に書いてある。
英語できるようになりたいなあという方から、ある程度はいけるけどちょっと伸び悩んでいる/さびついてるぜという方まで、たくさんのヒントにあふれた一冊だと思う。
「今すぐ」話せるようにならないけど、最低限必要なレベルに近づけるための無駄のないノウハウが詰まっていて、書いてあることをやれば着実に力がつくと思う。
時間があるときに英語でいう方法を考えるというのは、自分も今日の帰りから早速やっていきたいところ!
熱すぎるかるた漫画(ちはやふる)から学ぶ、英語の聞き取り力の鍛え方
スラムダンク、キャプテンなどに匹敵する熱すぎる展開に、ぐっとこみあげてくるものがちょっと押さえきれんぞ・・・ということが何度もあって最高に面白い漫画だった!
読まれた札を相手より速くとるというシンプルなルールの「競技かるた」。地味で単純な種目とおもいきや実際は激しいスポーツみたいで、かつ頭も使う戦略的な要素も重要という意味では、ヒカルの碁に匹敵するワクワク感があった。
(実際の名人orクイーン戦をみると、漫画が脚色とはいえない異常なスピードが伝わってきます⇒https://www.youtube.com/watch?v=pwjRb-9dsD0)
かるたの漫画という発想をきいてすぐ百人一首を全て暗記しはじめ、実際の全国大会などに赴き多くの取材を重ねる傍ら、選手の感覚を掴むために自らも練習を繰り返すという作者の徹底ぶりが細かいとこにも表れていて、ふむふむとうなってしまうこともしばしば。(歌に込められた背景と物語の展開を重ねる手法も圧巻。特に17巻!)
そんな中で、英語力向上につながるなと思った点が一つ。競技かるたの重要な要素の一つに、「感じ(読み手の音への反応速度)」がある。これは生まれついての能力によるところが大きいとされていて、主人公もその力を持っている。
でも、中盤以降登場する「名人」はプロの読み手の読みを録音し、音のはじまり(たとえば「ふ」という音なら、読み手が「ふ」と発音する前の「f」みたいな最初の一瞬の音ともいえないようなとっかかり)を誰よりも早くとらえるように何度も聞くという努力を繰り返すことで、他の選手の才能や、経験に裏打ちされた戦略的な強さも、全て圧倒してしまう。
漫画なので多少は誇張もあるのだろうけれど、こういう音への慣れやこだわりは英語でも大事だな~と。
英語圏で育った人と比べて、英語の「音」をつながりでとらえるという経験値が自分には足りないなあと思うことがしばしばある。明確なコミュニケーションを心がける職場の会議やMBAの授業はまだしも、飲み会やBGMの大きいバー、あるいは洋楽などになると極端に理解力がおちてしまう。
高校・大学とアメリカで学んだ友人によると、英語を聞いた量がある一定量に達したころから、音を聞いただけで「つづり」がうかぶようになり(表記と音が結び付いた、ということかな?)、単語は音のつながり、文章も単語のつながりとして頭にはいってくるようになったらしい。
そういう風になるように、興味のある題材をaudibleなどで集中的に聞く時間を増やして、耳を鍛えたほうが良いなあと思った次第です。聞いたそばから声に出して読むことも、怠けずにやるようにしよう~^^
グロービスの授業はインタラクティブなクラスなので、当然スピーキング力は大切。一方で180分の授業時間のうち自分が喋るのはせいぜい15分から20分くらいとすると、残り9割は講師といろんな訛りのある他の学生の発言を「聞いている」ことになる。学びの質を高めるために、耳は鍛える重要性はやはり高いなあと思います。
この漫画を読んでも英語はできるようにならないけど、音へのこだわりも含め、なにかひとつごとに熱中したくなってくること請け合いです!